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吉野家とマックをこよなく愛する外資金融マンwww

目的は利他的、されど体裁は利己的。矛盾。くそ。

特別回:世の中の大きな潮流の理解(過去から現在編)

社会人になる前ということで、世の中の大きな潮流について基本的な理解を深めるために図式化しました。

 

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こうやってみると、意外と物事の流れを時系列的に把握するのが難しいなぁって感じます。

 

ここでは大きくエネルギー、宇宙、金融、コンピューター、インターネット、SNSというふうに分類したが、分類の仕方なんて様々だし、これ以外にも重要な時代の潮流ってたくさんあるはず。

 

乏しい歴史知識と主観をベースにした世の中の流れになってしまうが、自分の考えるストーリーはこんな感じ。

 

戦後の資本主義世の中の最初の大きな傾向としてはまずなにより、米ソの宇宙開発競争がある。米ソの宇宙開発競争自体はソ連崩壊まで続く形となったが、米ソの宇宙開発競争というものは開発そのものよりもどちらかというと米ソの覇権争いという大きな枠組みの中の一つの競争としてあったと位置づける方が正しい。どちらかというと米ソの宇宙開発競争の中でそれをより高い技術レベルを開発を促進しようとした結果、国家の莫大な資金とサポートを背景にエネルギーとコンピューターという二つの分野が発達したところに注目するべきである。もちろんこれら2つの分野の急速な発展が米ソの宇宙開発競争のみに起因したわけではないが、大きく貢献したことは間違いない。

 

エネルギーは核開発に伴って発達した原子力発電、さらには第二次世界大戦後独立と開発が進んだ中東諸国を中心とした新しいエネルギー源としての石油が登場した。原子力発電は要求される技術レベルの高さ、また核戦争に反対する世論と度重なった原発事故によって急激な伸びは阻まれた。一方で原油はその豊富な埋蔵量、そして汎用性の高さからエネルギー革命といわれまでに社会に浸透した。70年代には石油危機で顕著になった偏在性という欠点からエネルギーポートフォリオの分散、さらには新興国の急激な成長によって持続可能な開発が叫ばれて次世代エネルギーの開発にもつながった。なかなか発電という観点からベースロード電源として代わるエネルギー源が見つからない中、近年の出来事としては2012年のアメリカ・カナダにおけるシェール革命によってOPEC諸国が主導を握る構図から新しい勢力図が誕生するように思われたが、リーマンショック後の世界的不景気の影響もあってまだいまひとつというところである。

 

次にコンピューターの発達についてだが、米ソの核開発競争の枠組みで捉えると、正確なミサイルや宇宙船を作るためには緻密な計算が必要だった。その役割を果たしていたのがまさしくコンピューターである。今のような手軽なPCのようなものではなく、イメージとしてはスパコンみたいなごついものが主流だった。それゆえコンピューターというものは70年代くらいまでは一般市民にとって親しみのあるものではなかった。コンピューターの革命的な時期は70年代から90年代にかけてである。IBM、 APPLEMICROSOFTなど今でも市場を支配するメーカーが誕生し競争を続けた結果、誰でも保有できる今のパソコンが誕生したのである。

またこうしたコンピューターの発展とともにインフラ環境が整ったことは間違いない。90年代にはインターネットが実用化され、www(worldwideweb)という言葉が示すように世界がパソコンを通じてつながり始めたのである。こうしたインターネットの普及とともに情報が重要な資産になりはじめたのである。95年には情報をネットでつながれた世界中から拾ってこれる検索エンジンを扱うYahooが誕生したり、2002年には今世紀世界を最も変革させた(させている)企業の1つであるGoogleが誕生した。また、世界中の人々を”つなぐ”という意味ではFacebookが2012年に上場し、文字通り人々をネットを通じてつなぎ、それと同時に情報も世界中に瞬時に共有されるような世の中になった。これらは2010年から2012年にかけて起きたアラブの春にも見られるように社会変革を起こすまで影響力の大きいものになってきた。またGoogleはIoTや人工知能など次なる世の中を実現する先駆者となっている。

 

こうした技術的な世界とはまた異なった路線を歩んでいるのが金融業界である。金融資本主義という言葉が表すように金融は世の中の”システム”である。世の中がお金という共通価値基準に基づいて動き、経済という理論的枠組みの中で捉えられる限り、金融は世の中の様々な分野を俯瞰できるが、他の分野の中で金融全体を俯瞰することはできない。少なくとも僕はそう考える。

この金融の大きな潮流について要約すると、まず1929年に起きた金融恐慌を機にシステムとしての厳格さは増した。しかし以後、世界大戦後の世の中の建て直しと経済の再生に向けて金融の自由化が進んだ。また先述した技術の発達に伴って金融業界そのものも技術的恩恵を受けた。技術の発達によってよりはっきりシステムを体系化し、理解することができるようになった。しかしこれは諸刃の剣であり、同時に新しい金融商品の登場などに代表されて金融というシステムが一層複雑になった。複雑になった金融システムはついには複雑になりすぎて理論では立証できるものの現実世界においてどのように動いているのか人々が把握できないくらい手に負えないものになってしまった。この金融資本主義の肥大化ともいえる現象の結果の1つとして近年起きたのが2008年のリーマンショックである。詳細は以下の記事を参考にしてもらえればと思います。

goldninjass.hatenablog.com

リーマンショック以降、再び金融規制の波が到来した。一時期は栄華を極めていた投資銀行なども一時期ほどの勢いはなくなった。代わりに技術の発展とともに仮想通貨やフィンテックなど新しい金融の形が生まれてきた。しかし今のところ、金融資本主義という大きなパラダイムにとって代わるようなシステムが誕生するとは考えにくい。

 

もちろん初めに述べたとおり世の中の潮流を捉える切り口などたくさんある。なので今まで挙げた話は世の中の潮流を捉えるあくまでも一例として位置づけてもらえればありがたいです。