吉野家とマックをこよなく愛する外資金融マンwww

目的は利他的、されど体裁は利己的。矛盾。くそ。

第二回:様々な金融資産と指標

今回のテーマは主に2つ

 

金融資産の種類とそれらの価値を推し量る指標の紹介である

 

まずfixed assetについては以下のように主に分類できる

 

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まずfixed assetについては短期・長期で政府が発行する国債がある(treasury bills and bonds)

 

補足として取引の際にasked price, bid priceがあるが、asked priceは債権をディーラーから買うとき、bid priceは債権をディーラーに売るときの価格である。

 

次に短期・長期で企業が短期・長期で発行する債券がある(commerical paper, corporate bonds)

 

そのほかにも銀行に預け入れるcertificate of deposit (CD) やロンドンの銀行が互いに貸し借りするレートであるLIBOR marketなどがある。

 

 Equityとしては概ねcommon stockを指す。ただし、例外的なものとして、preferred stock(優先株)がある。この優先株は債権のような特性をもつ一方で株式のような特性も持つ。

債権特性

・決まった配当を毎年受ける

・会社の経営に関する議決権は必ずしも付与されない

株式特性

・配当として受け取るので基本次期へ繰越する累積型であるが、時としてもらえないこともある

 

こうした特性から優先株のリスクは

債権<優先株<株式 となる

 

 最後にデリバティブについて、軽く紹介する。

デリバティブとはそもそもこうした債権や株式などの資産が元となって派出した商品である。

 

代表的なものとしては決まった値段で株式を購入できるコールや売却できるプットなどのオプションがある。

 

そのほかにも資産などをある特定の日時に特定の価格で売買できるfuture contract (先物取引) がある。

 

これらについてはまた個別に後に取り上げる↓

goldninjass.hatenablog.com

 

金融資産の種類を紹介したところでそれらの価値を測る指標としていくつか代表的なものを紹介する

 

ダウ・ジョーンズ平均

いわゆる一流企業であるブルーチップ企業30社の株価平均をとった指標

 

ブルーチップ企業30社はその時代を代表する各業界の一流企業が選択され、その都度入れ替わる。また、平均としては加重平均をとるため、必然と株価の高い企業の変動の影響を受けやすいという側面もある。ただし、株式のスプリット、企業の置き換えなどの影響を受けないようにするため、その都度調整が入れられているので、正確に30企業の加重平均を反映しているわけではない

 

最もアメリカ経済を反映する指標として用いられているのが

S&P500である

これはいわゆるブルーチップ30社を同じ数だけもっていたポートフォリオと仮定したときの平均株価しかみれないダウ・ジョーンズ平均をより改善したものである

 

S&P500はより広範で代表的な500企業の時価(企業価値)平均である

 

また政府に保有されている部分などを除き投資家の間でのみ自由に取引できるfree floatのマーケットバリューに基づいている。

 

そのほかにもさらに3000という広範な時価平均を反映したNASDAQやほぼ全ての企業価値平均を反映したWilshire5000などもある

 

また債権市場についても指標は存在するが、取引頻度の少なさなどからその価値を予測するのは非常に難しい。

 

代表的なものとしてはメリルリンチやシティーグループが公開しているものがある