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吉野家とマックをこよなく愛する外資金融マンwww

目的は利他的、されど体裁は利己的。矛盾。くそ。

メモ3:3Dプリンターの実情

3Dプリンターについて東工大で建築学を専攻してる友人に話を聞いたんで、忘れないうちにメモ。 限界費用ゼロ社会でも紹介したように、今後は生産のあり方を革新する可能性のあるとされた3Dプリンター。材料的な汎用性の拡大はもちろんのこと、サイズの拡…

第28回:イーロンマスク-未来を創る男-

宇宙とエネルギーが好きな自分が読みたい読みたいとずっと思っててやっと買えた一冊。 タイトルのとおり、宇宙・エネルギー・自動車の各分野において名を轟かせてるイーロン・マスクのこれまでの生涯を書いたもの。 印象に残ったところをあげると、 まず改め…

第27回:限界費用ゼロ社会を読んで

今回紹介するのはこちらの本 ちょっと長めで読むのは苦しかったけど、内容は大変満足のいくものだった。 まず端的に内容を示すと、 テクノロジーがどのように世の中を変えていくかを考察 こんな本たくさんあるよねって話。じゃあこの本の特色はというと 体系…

特別回:世の中の大きな潮流の理解(未来とその先編)

世の中の大きな潮流シリーズ最終回 散々これまで世の中の潮流について自分なりに考えて、それに対して自分の意見を持ってない(というか示さない)のはなんかあれなんでここで大胆に(完全に自分の知識ベース)ですが自分が考える世の中とそれに対して思うこ…

特別回:世の中の大きな潮流の理解(現在から未来編)

以前現在までの大きな世の中の潮流を米ソの冷戦という切り口から説明しました。今回はそれに続く現在から未来編 過去から現在編はこちら goldninjass.hatenablog.com いちいち考えに漏れのないようにフレームワークだのなんだの気にせずにはいられない自分に…

特別回⑨:社会システムとしてのIoT

ちゃんと勉強したことないし、どうせ理解しないといけないだろうシリーズ第二弾としてIoTを今回は取り上げます。 正直の感想としては、なんとなくIoTについて聞いたけど、そのポテンシャルについては個人的には完全に過小評価していたって感じ。 ちなみにIoT…

第24回:戦後の日本史(政治経済的な観点)

日本の歴史の復習 大きな流れとしては図のようになる 細かく見えない人のために書くと第二次世界大戦後の日本の大きな流れとしては次のように説明できる。 1.GHQによる占領政策 2.GHQによる占領政策の転換 3.日本の高度経済成長 4.日本の経済…

第25回:マクロ経済分析

戦後の日本史を勉強してたらバブル崩壊の一連の流れで突っかかって結局マクロ経済をざっと復習することになったからまとめ。 まずexecutive summary じゃないけどエッセンスを詰め込んだ表がこちら 中長期のマクロ分析はここでは取り上げません。とりあえずI…

特別回⑦:これからの時代の証券アナリスト

トップレベルのアナリストの話を聞いていろいろためになったのでここにメモ 殴り書きしたメモを整理すると、だいたい以下の要点にまとめられると思う 1.投資銀行におけるリサーチの意義 2.証券アナリストになるためのアドバイス 3.これからの時代の証…

特別回⑥:中国の消費趣向の変化

今回は中国市場のインパクト、とりわけMillennialsといういわゆる80年代から90年代にかけて生まれた若者世代に関する記事を読んだから忘れないうちにメモ。 この記事の大きなメッセージは ・若者世代の趣向がこれまでの中国の趣向と大きく変わっているという…

第22回:バリュエーション②

次にまたゴリゴリな手法の一つであるEarning-based Valuation Model の紹介である。 ここで復習を兼ねて整理すると、これまで紹介したDividend Discount Model、当サイトでは取り上げなかったCashflow Valuation Modelについてもそうだが、本質的なところと…

第21回:バリュエーション①

いよいよバリュエーションについて バリュエーションにはいくつかのモデルがある。これまで紹介してきた6つのステップなどを厳密に行った上でゴリゴリやるバリュエーションもあれば、時間的な制約からPERのようにいわゆる比率の応用を使って簡素にバリュ…

第23回:バリュエーション③

ゴリゴリやるバリュエーションを紹介したところで次はいわゆるPERなどの比率指標を使ったバリュエーションの紹介である。 ブラックスワンの記事を読んだ人はご存知だと思いますが、簡素なモデル化ほどそれによって生じる誤解やはしょられる部分が多くなる…

特別回⑤:VRとARの今後について

VR(仮想現実)とAR(拡張現実)についての記事を読んだから基礎知識程度だがメモ まず簡単に理解のためにまとめると、VRはよくみるあのいかついギアつけて疑似体験的するやつ。ARはSF映画とかでみるホログラム映像的なやつ。 まず両者の最近の傾向に…

第20回:企業分析における思考プロセス

バリュエーションのための7つのステップをこれまでやってきたが、これまでやってきたことを体系的に理解したくてちょっとまとめ。 一番大事なストーリーをまとめると、 〇〇のような外部環境・業界に企業はいる(STEP1) ↓ この中で企業は〇〇という戦略で□…

特別回:世の中の大きな潮流の理解(過去から現在編)

社会人になる前ということで、世の中の大きな潮流について基本的な理解を深めるために図式化しました。 こうやってみると、意外と物事の流れを時系列的に把握するのが難しいなぁって感じます。 ここでは大きくエネルギー、宇宙、金融、コンピューター、イン…

第19回:マイナス金利に関する解説

もう導入されてしばらくたつけど、やっぱり理解されずに社会人になるのはあれかなぁと思って取り上げます:マイナス金利 マイナス金利の解釈はそのまま。 通常お金に預ければその金利分預け額の何%かの利子がつく。マイナス金利ということは-〇%もらえる…

第18回:予測のための7つのステップ

今回は企業分析・財務諸表分析・それらを理解するための指標について一通り紹介し終えたというところで実際の企業評価の前のステップ(6/7)になる”企業業績を予測する”ステップを紹介する。 グラフを作成するのがめんどくさかったので、そのままノートを転…

第17回:行動経済学とファイナンス、およびそこにおける投資家の役割

今日は行動経済学的な観点からみたファイナンスおよびそこにおける投資家の役割について触れていこうと思う。 最近必死にバリュエーションとかファイナンスばっかやってるから他の勉強もやらないと(ぼやき) ファイナンスにおける行動経済学を議論するとき…

第16回:CAPMモデル

今回は現在の金融資本主義が席巻する世の中の基盤ともいえるリスク・リターンについての体系化したモデルであるCAPM(Capital Asset Pricing Model)について紹介する 大事なポイントだけ先に紹介する CAPMとは何か? CAPMとは投資や資産評価にお…

特別回④:非線形モデルの解説(基礎編)

今回は非線形確率モデルについての解説 たまにロジット・プロビットといった確率モデルを耳にすると思うが、それらがどういう意味合いを持って用いられているかもあわせて解説していこうと思います。 まず初めに非線形確率モデルとは何か、そして何のために…

特別回③:企業の倒産モデル;Altman Z-Score

今回は興味をもってくれた人たちのためにAltman Z-Scoreについて掘り下げていきます。 もうこのおじさんがだれか話す必要はないですよね。マニアな読者(あと自分)のために書かせてもらうとフルネームはどうやらEdward I. Altman。詳しくはここではなくWiki…

第15回:企業評価をするにあたっての財務指標(リスク基礎編)

前2回で利益に関する分析指標を紹介したが、次はリスクに関する分析指標について触れていく。 先に結論からぶちこんでおくと、 ”企業には様々なリスクがある。企業を評価するにはそれらのリスクがどのようなものでどのように使われているかを理解するのが大…

第14回:企業評価をするにあたっての財務指標(基礎編②)

予告どおり今回はより踏み込んだ財務指標としてROAとROCEについて紹介していく。 ROA(Return on Assets) 1.定式 ROA= (Net Income-(1-tax rate)×( Interest Expenses)+ Minority Interests )/(Average Total Assets) 2.意味 全資産あたりの収…

第13回:企業評価をするにあたっての財務指標(基礎編①)

今回は第12回で企業評価をするにあたっての6ステップのうちの4番目のステップ、財務指標を通じて収益性とリスクを分析するについて触れる。とりわけ最初の、企業の収益性に関する財務指標について触れていく。 ここでは大きく企業の収益性に関する指標につ…

第12回:企業の外部環境や業界形態を理解するためのフレームワークの紹介

今日は財務諸表分析・バリュエーション編の第一回ということで、まずは外部環境や業界の特性を理解するにあたって活用できるいくつかのフレームワークについて紹介する。 主にフレームワークとしては3つ 1.Value Chain Model 2.Five Forces Model 3.E…

第11回:財務諸表分析とバリュエーション

ファイナンスからはいったん離れてここからしばらくは財務諸表分析とバリュエーションについて取り上げていきます。 MITの大学院行ってる同期とスカイプして早速本場の名門ではどういう教材とか使って勉強してるって聞いたら快くスライドとか送ってくれた…

特別回②:正規分布にまつわる統計学

大学時代専門であるにも関わらず、どうしてもモヤモヤっとしてた正規分布。昨日時間をかけていろいろ調べたり聞き取り調査をしてたらやっと自分が納得いくような形で理解することができたから共有します。 今回ば久々にずいぶん長い回になってしまったけど、…

第10回:ブラック・ショールズによるオプション価格決定

今回は金融業界の人なら誰もが一度耳にしたことのあるブラックショールズのオプション価格について。 端的にいうと、コールとプットをブラックさんとショールズさんが定式化したということ。どのように定式化したかというと、こんな感じ って感じ この時、 ,…

第九回:ブラックスワン(下巻)とまとめ

プラトン性のせいで私たち人間は物事を簡略化して自分たちが分かっている以上にわかってると思い込むんだなぁ。そんな統計学はダメなんか? こんな考えをもやもや持ちながら下巻へ ブラックスワンの下巻についてだが、引き続き予測の難しさについて。下巻を…

第八回:ブラックスワン(上巻)

ファイナンスの勉強してたら通りかかってベストセラーらしいからとりあえず手にとって読んでみた(だいぶ時間かかったけど笑) ブラックスワン 不確実性とリスクの本質 題名通り、次の3つの性質を持ち合わせる現象を中心に不確実性とリスクについてエッセー…

メモ2:懐疑主義論にまつわる話

いまブラックスワンを読んでて、その過程でいくつか調べ物したから忘れないうちにメモ この本の一つの中心的な概念の一つとなる懐疑主義論と因果関係の解釈について。哲学の潮流の中でこれらについて議論した重要な人物としてヒュームがいる。 ヒュームは人…

第七回:先物とオプション取引

今回のテーマは先物取引とオプション取引。 金融が現在のように複雑化したのはこれらがあるからといっても過言ではない。正直全部書いてたら盛りだくさん過ぎなんでそれぞれ概略だけざっと。 はじめに先物取引についてふれていく。 先物取引とはある商品を未…

第六回:鞘取り

今回は少し短めに先物市場における鞘取りの基礎について(FX取引) 要約するとこれだけ F(1+ruk) = E(1+rus) ここで最初のポイントが現在の為替レートEと先物為替レートの基準である。ここでは分かりやすくするためにドルと英国ポンドをつかって説明する。 E…

第五回:リスクとリターンの関係性②

今回はリスク・リターンの2回目ということで大きく3点ふれていく 1.リスク・リターンの計算 2.リスク・リターン計算にあたっての統計学 3.リスク・リターンを測る指標と関連概念 1.リスク・リターンの計算 まず基本的なリターンの求め方についてだが…

第四回:リスクとリターンの関係性について

これから2回に渡って金融市場におけるリスクとリターンについて紹介していく。 このリスク・リターンを議論するにあたって最も大切な指標がr、すなわち利子率となる。 ここで注意しなければならないのはrの定義がその都度見方によって変わるということであ…

第三回:金融市場における取引

今回は主に2つのテーマ:金融市場のプロセスとその形態について紹介していく まず金融市場のプロセスについてだか、大きく2パターンある。 1つ目のパターンが新規に上場して、その際に株式を発行して市場で売買するパターンである。いわゆるIPO(initial p…

第二回:様々な金融資産と指標

今回のテーマは主に2つ 金融資産の種類とそれらの価値を推し量る指標の紹介である まずfixed assetについては以下のように主に分類できる まずfixed assetについては短期・長期で政府が発行する国債がある(treasury bills and bonds) 補足として取引の際…

メモ1:CDOの証券化マジック

ちょっとCDOについて読んだから忘れないうちにメモ サブプライム問題が起きたときに話題になったCDO。なぜ今にも倒産しそうなBBBレートのモーゲージ債を人々は購入したのか。 それはBBBレートのモーゲージ債がAAAレートのCDOへと変身したから じゃあどのよう…

第一回:ファイナンスへの誘い

ここから数回は金融市場の導入について自分なりに解説していく。とりあえず今回は2009年のリーマンショックについて触れながら今後さらに踏み込んでいく領域についても言及していく。(何事も第1回は気合いがはいるもの。今後はどうせ失速する ) そもそも金…